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レクイエム・フォー・ドリーム【2000年 米】 [ドラマ]

レクイエム・フォー・ドリーム【2000年 米】

監督:
ダーレン・アロノフスキー(Darren Aronofsky)

キャスト:
サラ --エレン・バースティン(Ellen Burstyn)
ハリー --ジャレッド・レト(Jared Leto)
マリオン --ジェニファー・コネリー(Jennifer Connell)
タイロン --マーロン・ウェイアンズ(Marlon Wayans)
タピー --クリストファーマクドナルド(Christopher McDonald)


「π(パイ)」で衝撃的なデビューを飾った監督の2作目。

前作と同様にサイコ的な要素たっぷりの映画
アメリカ映画には珍しい〝何処にも救いのない物語〟で、映画終了後には、誰しもが行き場の無い焦燥感で詰まる筈。

テレビ中毒のサラは旦那にも先立たれ、唯一の一人息子であるハリーも家を出てしまったので、家族の世話をするという主婦の生きがいも無い毎日をただ淡々と過ごす。

ある日、いつものようにテレビを観ていると、番組の司会者からテレビ出演の知らせが。

それを機に、出演へ向けてお気に入りの赤いドレスを着られるようにダイエットに励むサラ。

10日間で痩せるというプログラムに全く効果を感じない彼女が手を出したのは医者が処方するというダイエット薬という名のドラッグ。

しかし彼女はドラッグだと気がつくこともなく、この薬を飲みつづけ、テレビ出演の知らせを待つのであった。

ドラッグが彼女の求める幸せな人生の歯車を狂わしていき、行き着く先にあるものは、まさに救いのない奈落の底。

*

サラの息子ハリーとその友人タイロンはコンビで窃盗やちょっとした犯罪をして、その日暮らしをしている若者。大金を掴みたい為に彼らが選んだ道は、ドラッグを水増しして売買するという方法。だが、そのドラッグ自体に最初から手を出している彼らはどんどんと中毒になり、ハリーの彼女であるマリオンもついに。

男連中がどんどんとドラッグに嵌まり、幻覚が見えてしまうシーンも怖いけれど、女の子が中毒となり、やがて売春の手を出すシーンはもう言葉にならない。

マリオン役のジェニファーコネリーが、これまた清楚な顔立ちの俳優で、とてもドラッグに染まりそうにないギャップもまた見所。

最後、あまりにも過激すぎる方法と結末でドラッグを手に入れようとするが、それは観てのお楽しみ。

そしてサラが最後に電車に乗るシーンがある、とっても酷いシーン。現実と幻覚の区別も出来なくなった普通の主婦の筈であったサラの変わり果てた姿は鳥肌が立つ。

*

ドラッグに蝕まれて人生を踏み外し、どんどん落ちていく有り様を綴った映画は数多いだろうけれど、大抵の映画には必ず〝救済〟が描かれている。しかし、この「Requiem for a Dream」だけは1ミリも救いが見当たらない。あの「ドラッグ・ストア・カウボーイ」にすら、最後には救済が準備されていたというのに。

ドラッグによって、自らを滅ぼし、精神を崩壊させていく平凡な人々の姿を鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が最も効果的な映像で観客を魅了する。蝕まれていく未来、夢を追っていたはずなのに気がつくと、何も手にしていない、むしろ失ったモノのほうが多い自分。

全編に流れる〝Summer overture〟(Client Mansell:featuring Kronos Quartet)は GMS 〝Juice (Live Mix)〟のオリジナルトラック。出だしからメロディアスで哀愁漂うこの曲がより一層に、本編を重厚な仕上がりにしている。この映画を見終わった後に〝Juice (Live Mix)〟を聴くと、絶対にこれまでと違う印象を持つだろうから、 GMS が好きな方は必ず観たほうがいい。


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レクイエム・フォー・ドリーム(映画まみれ 2006-03-22 16:12)

『レクイエム・フォー・ドリーム』(‘00/アメリカ) 監督: ダーレン・アロノフスキー 監督は『π』で一躍その名を知らしめたダーレン・アロノフスキー。 『π』では数字に取り憑かれていく男を描いたアロノフスキーが今回テーマとしたのはドラッグだ。 ドラ

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